中共政権、「東トルキスタン」独立派18人射殺  

【大紀元日本1月11日】新疆ウイグル自治区公安部は8日、「東トルキスタンイスラム運動」の訓練基地を襲撃し、18人を射殺、17人を逮捕したと公表。世界ウイグル族代表大会は、事件とは無関係を表明、いかなる暴力とテロリスト行為を反対するとした。また、今回の事件は、中共政権が五輪開催前に新疆ウイグル人独立運動の弾圧政策を正当化するために、自作自演した可能性を排除できないと指摘した。

新疆ウイグル自治区公安部の発表によると、「東トルキスタンイスラム運動」が中核メンバーを中国に送り込み、新疆のパミール高原山間部で、テロリズム訓練基地を建設し、中国の分裂活動を行っている。新疆地区警察は1月5日、大規模な取締りを行い、「テロリスト18人を射殺、17人を逮捕した」という。警察側は1人が死亡、1人が負傷。手製の手りゅう弾22個が押収され、未完成品の手りゅう弾1500個あまりが発見された。

世界ウイグル族代表大会のスポークスマン、ディリシャテ氏は中央通信社(台湾)の取材に対し、世界ウイグル族代表大会は、「東トルキスタンイスラム運動」と如何なる関連もないと表明、同大会は国家テロリズム政策も含め、あらゆる暴力とテロリズム行為に反対すると強調した。

また、同大会は、新疆で発生した武装暴力事件に沈痛の意を示し、「中共政権が弾圧政策を講じたために、ウイグル族人は武力手段で政治の自由を求めるしかない」との見解を説明した。

ディリシャテ氏は、新疆地区のウイグル族の政治自治問題解決のために、中共政権が「世界ウイグル族代表大会」と対話する意向があり、国際社会も同大会を全面的に支持すれば、大会側は、ウイグル族に非暴力的な方式で自らの政治目標を求めるよう説得できると述べた。

ディリシャテ氏によると、新疆現地当局はこのほど政治会議を開き、北京五輪開催を前に、今年中に4回の大規模な取り締まり活動を展開するよう命じた。そのため、「今回の暴力事件は、中共政権は弾圧政策を正当化するために、自作自演した可能性を排除できない」と同氏はみている。

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