北京・新大戦略:非軍事ソフトパワー戦略で攻勢(再掲載)

【大紀元日本1月9日】(※文章の後半部分が抜けておりましたので再掲載します)米国のシンクタンク・ジェームズタウン基金会は先月、「北京の新しい大戦略:非軍事のソフトパワー戦略で攻勢を展開」と題する論文を発表し、米中の潜在的な軍事衝突について、北京は真正面の衝突を回避して、「軍事以外の手段」(extra-military instruments)で米国の優位性とその影響力の弱体化を狙っているという。

台湾淡江大學戦略研究所の林中斌教授(リン・チョンピン=台湾前国防副部長)が書いたこの論文では、「軍事以外の手段」は、経済援助や文化浸入、法律的な強制、外交威圧などを含めているという。この特殊な非軍事手段戦略は「ソフト的」ではあるが、その効果は決してソフトではない。北京が台湾を圧制する際に使った手段も同様である。当然のことながら、中共解放軍が主張したように「軍備は整っているが、できれば使わない」、つまり軍事力を使うことも考えられる。

戦略原則

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。