未来への伝言『家なき幼稚園』(2)
【大紀元日本12月30日】大正から昭和初期にかけて、特に1920年代(大正9年―昭和4年)は、日本の「子ども」が発見された時代でした。
大正7年、宝塚音楽歌劇学校が誕生します。「家なき幼稚園」を創立した橋詰良一氏は、宝塚少女歌劇団で脚本を書くなどして、その発展に尽力した人でもありました。少女ミュージカルへの情熱と「家なき幼稚園」開園の着想は、どこかでしっかりと繋がっています。
同じく大正7年に、童話と童謡の雑誌『赤い鳥』(夏目漱石門下生・鈴木三重吉)が創刊されます。赤い鳥に集まった作家たち(芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、小川未明、小山内薫、菊池寛、北原白秋、西条八十、佐藤春夫、高浜虚子、三木露風ら)が、日本の子どもを発見していく童謡や童話を、次々に全国にヒットさせていきます。この一世を風靡した赤い鳥運動は、翌年に雑誌『金の船』(後に『金の星』と改題)、翌々年には『童話』、そして大正11年の絵雑誌『コドモノクニ』の創刊を促す起爆剤となります。
関連記事
古代中国の周代で行われた冠礼は、成人を年齢ではなく徳と責任の成熟で認める儀礼だった。日本の元服にも継承された「成人という身分」の原点を探る。
同じ家族でも異なる自閉症の姿――鍵は2つの遺伝的要因にあった。最新研究が示す遺伝の仕組みと、重度自閉症に希望をもたらす治療の可能性を丁寧に解説する注目記事。
いま、「成人」という言葉は、主に「年齢」を表すものとして使われています。「何歳からが大人か」という数字の話はよ […]
睡眠は「良い・悪い」だけでは測れない。研究が明かす5つの睡眠パターンと脳への影響を解説。自分の眠りの癖を知り、心と体を整えるヒントが見えてくる注目記事。
もう2026年?もう1週間たったのに、年が始まった気がしない。同じ感覚の人、きっと多い。無理に切り替えなくていい。焦らなくていい年明けの話。