高智晟・人権弁護士、北京で秘密裁判=米NPR放送局
【大紀元日本12月14日】米ナショナル・パブリック・ラジオ放送局(National Public Raido, NPR)は12月13日昼のニュース番組で、中国大陸の人権弁護士・高智晟氏が北京にて秘密裁判にかけられたと報じた。
高智晟弁護士は8月に「国家政権転覆罪」で逮捕され、今月1日に起訴された。当局は高弁護士が依頼した弁護人・莫少平氏の弁護を拒否し、別に2人の弁護人を指定したという。また、本来は公開裁判の形であった今回の裁判に対して、当局は国家機密を理由に訴訟の審理及び裁判の一般傍聴を禁止したという。
番組では、高智晟弁護士がこれまでにキリスト教信者や法輪功学習者など、中国共産(中共)党当局に迫害された人々のために弁護した過去を紹介し、今年に入って、人権擁護のためにハンスト・リレーを発起した経緯などが紹介された。
NPRは非営利の放送局で、ニュース、トーク番組、エンタテイメントなど多彩なプログラムを提供している。同放送局は800社以上の他の放送局との協力体制を取っており、視聴者数は2600万人に上る。特に、「朝のニュース」番組はマイカー通勤者の多くに親しまれているという。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。