統計数字を覆う霧―群衆事件がなぜ大幅に減少したのか
【大紀元日本11月28日】11月6日、中国公安部副部長・劉金国は、社会治安総合治理会において、次のことを明らかにした:今年1月から9月にかけて、全国公安機関が処理した各種群衆事件は合計で1・79万件、前年比で22・1%の減少であった。この数字が公表された後、海外においては、和諧(調和)社会の建設に迎合するために嘘の報告をした結果ではないかとの疑念が起こった。
中国国家の信用は高くなく、統計数字は習慣的に粉飾をされており、これが、疑念の主要な根源であるのは当然のことである。しかし、減少幅がこれだけ大きかった理由を明らかにしようとするならば、やはり、霧を払い、その原因を仔細に探るべきである。
この数年間、中国の群集事件は大幅に増加している。とくに、最近三年間の数字は、海外メディアに幅広く引用されており、その数字は、2003年に58000件、2004年に74000件、2005年は87000件であった。分析によると、これら群衆事件のうち、大部分が政府による耕地の収用、住宅の立ち退きによって引き起こされた反抗であった。
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