中国、インターネットの敵国トップ2にリスト=国境なき記者団

【大紀元日本11月12日】報道・言論の自由を擁護する国際団体「国境なき記者団」(本部・パリ=RSF)が先週、ネット検閲で報道・言論の自由を制限している、インターネットの敵国と思われる13ヶ国を選出する24時間オンライン投票デモ活動を行った。現地時間8日午前11時、24時間の投票活動が終った時点の結果によると、ミャンマー、中国、イラン、北朝鮮などを含む13国のインターネット検閲国家を選出した。中国はミャンマーに続き、世界の第2番目のインターネット敵国としてリストされた。

「国境なき記者団」のウェッブ上の発表によると、現地時間11月7日午前11時から8日午前11時までの24時間中、このデモ活動のホームページにアクセスした回数は10万以上を超え、2万5千人が投票に参加した。投票の結果、軍事独裁国家ミャンマーはトップ、共産中国はその次世界第2番のインターネット敵国となった。そのほか、ベラルーシ、イラン、チュニジア 、キューバ、エジプト、北朝鮮、サウジアラビア、シリア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベトナムなどもリストされた。

写真:中国の胡錦濤国家主席の漫画を載せている街頭宣伝車(国境なき記者団のウェブサイトより)

「国境なき記者団」によると、「この活動の参加規模は、インターネット使用者が中国、エジプトまたはキューバのインターネット上で反体制言論を出した人たちの運命に関心を示していると意味している」。

オンライン投票活動と平行に、7日と8日の二日間、「国境なき記者団」はパリー、ニューヨークの街頭でインターネットの敵国と意味する国家を表記する巨大な世界地図をの建物に投影、言論・報道自由の敵のマークである中国の胡錦濤国家主席の漫画を載せている自動車車両が街頭で巡回し、この抗議活動を宣伝していた。活動者たちはまた、中国のインターネット検閲に協力したヤフー社の前に、チラシ配布などの活動もしていた。

写真:ヤフー社の前の抗議活動(大紀元)

一部の投票者は、投票した以外、ヤフーの創始者ジェリー・ヤーンへ共産中国のネット検閲に協力したのに対して抗議のメッセージを送った。「国境なき記者団」は近いうちこれらのメッセージをヤフー社の役員会に提出する予定という。

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]