台北駐日経済文化代表処代表・許世楷氏が講演「日台関係の現状と展望」
【大紀元日本10月27日】現在、津田塾大学名誉教授で、「日本統治下の台湾」「国際関係論基礎研究」「台湾新憲法論」などの著作で知られる、台北駐日経済文化代表処代表・許世楷氏(72)が21日午後、「日本李登輝の会」神奈川支部の招きにより、神奈川県民ホール6F会議室で講演を行い、「日台関係の現状と展望」について語った。
冒頭、石川台湾問題研究所代表・日本李登輝の会理事・石川公弘氏が挨拶、李登輝氏来日の際に中共当局が日本政府に妨害工作を行ったこと、またさらに中共官僚の中国本土での腐敗行為、環境汚染、そしてさらに特筆すべきこととして、修養団体「法輪功」を強制収容所に拘留して臓器を収奪する「臓器狩り」の残酷さを訴え、「中国政府が、宗教弾圧と人権侵害を公認している。ある意味、犯罪国家ではないのか」と聴衆に訴え度肝を抜いた。カナダ独立調査団のデビッド・キルガー氏が来日記者会見した際、「中国臓器狩り」の問題を告発したにもかかわらず、「なぜ日本のマスコミは伝えないのか」「国内の宇和島の事例は伝えることができるのに。朝日系列は話しにならないが、読売サンケイまで伝えない、よほどの圧力がかかっているのに違いない」と不信感を表した。
基調講演で許氏は、日本と台湾とは1972年に国交が断絶したが、民間を始めとする交流は近年ますます好調で、台湾雑誌の市民好感度アンケートでも「どの国を敬服するか」「どの国に行ってみたいか」の質問に、米国がしばらく第一位、日本が近年第二位であったのが、2006年逆転し日本が一位になった、これは日本政府の台湾人観光客に対する「ノー・ビザ」措置がプラスに影響したと指摘した。
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