ニュージーランド、再び国連難民の法輪功学習者を受け入れ
【大紀元日本10月18日】国連難民高等弁務官事務所から国連難民と認定された8人の法輪功学習者及びその家族は9月14日、タイからニュージーランドのオークランドに到着し、空港で、現地の住民に迎えられた。今年、ニュージーランド政府はすでに国連難民として14名の法輪功学習者を受け入れたという。
法輪功の公式サイト「明慧ネット」の報道によると、新たに受け入れられた8名の法輪功学習者は、遼寧省遼陽市の呂嫦靚さん、河南省鄭州市の張瀚文さん、張華民さんとその家族たちである。呂嫦靚さんは、収監者に対する暴行がひどいと噂される馬三家強制労働収容所や竜山教養所で迫害を受けたことがあり、彼女の母親である石勝英さんも、法輪功学習者として迫害を受け、亡くなっている。呂嫦靚さんは夫と息子、及び母親の養子を伴い、一緒にニュージーランドへ渡ることに成功した。
鄭州大学付属病院に務めていた張瀚文さんとその家族は、全員法輪功学習者であり、7年間の間、さまざまな体罰や拷問を受けてきた。現在、張さんの夫である和三普さんは、未だ中国の洗脳センターに監禁されている。張瀚文さんがニュージーランド入りする三ヶ月前には、彼女の娘と娘婿がすでに国連難民として、ニュージーランドへ渡り、オークランドに居住している。
人権団体からの情報によると、中共当局が99年に発表した、法輪功に対する弾圧政策が厳しくなるにつれ、数多くの法輪功学習者が迫害から逃れるために、海外で難民申請を行なった。そのうち、アメリカ、カナダ、欧州など民主国家で申請する例が比較的多いという。各国が独自に難民申請者を認定する外、国連難民高等弁務官事務所も、難民審査を行い、国連難民として認定した人たちを、世界各国へ定住できるよう手配している。
近年、一部の法輪功学習者は、タイ、マレーシア、シンガポール、カンボジアなどアジア近隣諸国へ亡命し、その後、国連難民高等弁務官事務所の支持の下、西側の民主国家に渡っている。現在、難民として認定された法輪功学習者の数はすでに数十名に上っている。
オークランドに到着した法輪功学習者らは、空港に到着すると、中共当局による法輪功への迫害を制止するために全力で努めたいと述べ、同時にニュージーランド政府の救援に深く感謝するとコメントした。