中国:一週間で、寧夏、内モンゴルの二箇所で鳥インフルエンザ
【大紀元日本10月17日】中国寧夏回族自治区にある中衛市の政府職員が10月7日に紹介したところによると、今年7月、中衛市の宣和鎮において、鳥インフルエンザが発生していた。9月に再発し、鎮全体で500万羽の家禽を処分したが、現在のところ、各村における消毒作業はされていない。大陸においては、寧夏のほか、内モンゴル自治区においても9月末に鳥インフルエンザが発生している。以下は、本局記者の取材報道である。
中共農業部は、10月3日、寧夏回族自治区、銀川市賀蘭山において鳥インフルエンザが発生したことを公表したが、その内容によると、今回の感染死した家禽は1,000羽。処分された家禽は72,930羽であったという。しかし、賀蘭山地区のある養鶏場職員が10月6日に述べたところによると、鳥インフルエンザが発生したのは中衛市であり、賀蘭山ではないという。
養鶏場職員〔賀蘭山〕:インフルエンザが発生した場所は私たちの所からかなり遠いです。
記者:では、(鳥インフルエンザが)発生したのはどこなのですか?
養鶏場職員:中衛ですが、中衛は、ここから200キロ離れています。
記者:賀蘭山では発生していないのですか?
養鶏場職員:賀蘭山では発生していません。
6日午後、中衛市政府職員は、この感染について認めた。この政府職員は次のように紹介した:中衛市宣和鎮台には3つの地区があり、このうち、鶏、鴨を養殖する地区が最も大きく、500ムー(注:1ムーは約666平方メートルに相当)を占めているが、今回鳥インフルエンザが発生したのは、この、鶏、鴨を養殖する地区である。
記者:そちらには、どれだけの鶏を養殖しているのですか?
中衛市政府職員:地区の消毒は終わりましたが、各村ではまだ消毒が行われていません。
記者:(宣和)鎮全体で、何羽の家禽を処分したのですか?
中衛市政府職員:500万羽近くです。
記者:消毒は行いましたか?
中衛市政府職員:地区の消毒は終わりましたが、各村の消毒はまだ行われていません。
また、9月29日、内モンゴル自治区の包頭市新城村においても鳥インフルエンザの感染が公表された。新城村当地住民は次のように紹介している。
記者:鳥インフルエンザが発生したのは住宅ですか?それとも養鶏場ですか?
新城村住民:養鶏場です。
記者が、一般家庭の家禽は影響を受けなかったのかと尋ねたとき、一人の村人は次のように回答した。
住民:私たちの隣近所では皆、処分した家禽があります。
中共農業部の公表した資料によると、内モンゴル包頭市において発生した鳥インフルエンザの感染で、病死した家禽は985羽、処分された家禽は8990羽であった。