【中国のことわざ】朝秦暮楚

【大紀元日本9月30日】【朝秦暮楚 Zhāo qín mù chǔ】朝は北方の秦国に居り、夕は南方の楚国に泊る。→しっかりした考えがなく、ふらふらした態度をとる。また、居所が定まらないという意味。

秦国はもとは西周成王が伯益に与えた封土で、今の甘粛省天水にあったが、秦庄公の時、大丘(今の陝西省)に遷り、首都を咸陽に定めた。楚国はもとは西周成王が熊繹に与えた封土で、今の湖北省にあり、首都を丹陽に定めた。戦国時代に秦、楚ともに七雄(斉、楚、燕、韓、趙、魏、秦)の一つになった。当時、秦楚間の争いがもっとも頻繁で、各国の諸侯が自国の利を優先させるために、時に秦を助けたり、時に楚を助けたりしたので、各国の政客も自身の利害を大事にし、常に自分の政治主張を変えた。

今日、朝秦暮楚は列強が勢力圏を奪い合う条件の下で、取捨選択が多く変わることを形容する。また、双方の間でぐらつくことを指したり、両地間を頻繁に跋渉して苦労することを形容したり、時には仲裁者が言い争う双方の間に立って調停することをも指したりする。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。