日本製化粧品事件、日中貿易摩擦激化
【大紀元日本9月24日】日中当局はこのほど互いにそれぞれの輸入商品の品質に問題があると指摘し、輸入商品に対して厳しい制限措置を実施した。特に注目されている日本製化粧品SK-Ⅱ事件は、日中双方が貿易報復を展開しているとの国際社会の懸念を強めた。今回の事件は、5年前におきた日中間の貿易戦を想起させると言う。
先週、中国国内の品質検査関連部門は9種類のSK-Ⅱの中に、有害物質の「クロム」と「ネオジム」が含まれていると指摘した。中国国内でSK-Ⅱシリーズ商品を販売している米家庭用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は事件が発生した当初は中国当局の指摘を否認した。しかし、その後P&Gは消費者から問題商品の返品を呼びかけた。さらに、9月22日午後2時、同社の上海子会社の周りには多くの抗議者に囲まれ、子会社ビルの入り口のガラスドアは抗議者に破壊されたとの事件が起きた。そのため、同社は即時に中国国内での販売活動を中止すると決めた。
SK-Ⅱ事件は中国当局が、最近新輸入食品検査基準を実施始めたばかりの日本への報復の一つだと専門家が分析する。この前は、中国当局は日本から輸入した魚ソーセージ、お茶、さんまなどの中に品質問題があると指摘した。
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