イスラム社会の抗議に、ローマ法王が遺憾の意を表明

【大紀元日本9月19日】ローマ法王ベネディクト16世が9月12日にドイツでの講演で、14世紀ビザンチン帝国皇帝の話を引用して、預言者モハメッドが世界にもたらしたのは「邪悪と残酷だけ」であると語った。法王は、この言葉を引用して、宗教と暴力行為の結託に反対すると表明したかったが、イスラム諸国からの強い非難を浴びる結果になった。この問題について、バチカン側は16日に釈明声明を発表した。また、法王は17日の礼拝で直接に「非常に遺憾である」と語った。

ニューヨーク・タイムス紙は、法王の不適切な発言は今回が初めてではないと指摘。同紙の社説によると、2004年に、法王がバチカンの神学者である時に、イスラム国家である理由で、トルコのEU加盟に反対していた。まだ社説は、法王の言論は世の人々に注目されており、意図的であるかどうかにもかかわらず、他人を傷つける発言であれば、非常に残念かつ危険なことであると指摘し、法王の謝罪を求めた。

法王の発言に対して、中東および南アジア地区で一連の抗議活動が起きた。パレスチナ人は、ヨルダン川西岸、ガザ地区で、銃や爆弾、火炎瓶などを使って5箇所のキリスト教会を襲撃した。

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