脱党者数は、どのように計算されているのか
【大紀元日本8月14日】中国共産党とその関連組織からの離脱を表明する中国人が後を絶たない。既にその人数は1100万人を越えた。中共が今、最も恐れている「九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)」は、80年余りの中共の歴史が、嘘、戦乱、飢餓、独裁、殺戮、偽善に溢れていることを暴露し、中共に絶望した中国人たちを、脱党へと駆り立てた。離脱表明する中国人は、脱党(共産党を脱退)退団(共産主義青年団を脱退)退隊(少年先鋒隊を脱退)といういわゆる「三退」を表明する。それは中国共産党とその関連する全ての機関から完全に離脱し、党中央が押し付ける「党に対する忠誠心」を根本から否定することを意味する。
新唐人テレビによると、大紀元時報の社説『九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)』が2004年11月に発表され、同年12月に初の脱党者を見て以来、2005年元旦には連署による脱党声明50余人、同年1月に趙紫陽氏が逝去してさらに世界各地で拍車がかかり、2005年4月21日には100万人を超え、5月31日には200万人超、7月15日には300万人超、8月30日には400万人を突破、10月18日には500万人を突破、12月1日には三退声明を出した者は600万人に達した。2006年1月8日には700万人、2月14日に800万人、3月20日に900万人、2006年4月25日の時点で、三退人数は1000万人を突破した。では、この統計数値はどこから出てきたのか?
なぜ共産党員ではない中国人も、相継ぎ「三退」を表明する必要があるのか?なぜなら、中国大陸では 学校や就職先で、中共に対する「忠誠」を誓うことを強制されるからだ。中共は学校教育、メディアを巧みに利用し、「共産党が全て正しい、党を愛することが愛国心、共産党がなければ今日の中国も無い」というメッセージを一生涯に渡って中国人の頭に刷り込んでいく。中共は、それが政敵と定めたグルーフ゜を「粛清」「打倒」し、国民に恐怖心を植え付ける。一方では、中共が行っていることは「全て正しい」と思わせることによって、その生命を保っている。従って、中国人は、自覚することなく洗脳されており、その呪縛から逃れるためには「三退」を表明する必要があるのだ。この「脱党人数」がますます増加していけば、中共による洗脳は効かなくなり、この邪党はますます崩壊の一途を辿っていくだろう。