東大名誉教授・小堀桂一郎氏、「靖国問題は、日中摩擦の原因ではなく結果」
【大紀元日本7月24日】東京大学名誉教授・小堀桂一郎氏は22日午後、大手町サンケイプラザ3Fで「日本人にとって靖国神社は何か」という演題で講演を行い、日本人の魂の「聖地」に干渉する中共政府の理不尽は「国際的にあり得ないこと」と指摘、日本政府の外交的敗北の代償が靖国問題であって、その根源が「東京裁判史観」にあるとの認識を示した。
小堀氏は冒頭で、日本人の神社信仰が、有史以前からの祖霊信仰に源を発しており、共同体共有の祖霊として神社が成立した経緯を説明、国難に際して国事に殉じた人を祭る神社として靖国の前身「招魂社」が成立した経緯を説明した。
日本は幕末から西洋列強が迫る国際社会の荒波の中で、明治維新を果たし、幕藩体制から統一主権国家に移行するにつれ、「富国強兵」「独立主権の維持」「国際的寄与」という課題が当時三つあり、幕藩鎖国体制から近代国家たるにふさわしい国民意識を醸成するため「私に背きて公に向かう」の精神が推奨されたと指摘した。
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