尖閣諸島周辺に中国調査船

【大紀元日本7月3日】2日午前9時50分ごろ、沖縄県尖閣諸島・魚釣島の北西約60キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、海上保安本部第11管区(那覇市)の巡視船が中国の海洋調査船を発見し、調査を中止するよう警告した。中国船は応答せず、その後も断続的に調査活動を行った。東シナ海における日本のEEZ内で、中国の海洋調査船が事前通報無しで調査することはこれまでに数回確認された。

海上保安本部によると、調査船は2日午前6時前、魚釣島の南西約24キロで巡視船に発見された。日本側は、「事前通報のないわが国EEZ内での調査は認められない。直ちに調査を中止せよ」と中国語と英語で警告したが、中国船は応答せず、北西方向へ航行しながら2日夜までに現場海域で調査活動を行い、3日午前零時半ごろ、EEZの外に出た。

日中両国は双方が主張するEEZ内で海洋調査する場合、2001年4月から相互に事前通報することで合意している。外務省は2日、「事前通報がない」として、在日中国大使館に抗議。大使館側は「事実関係を確認する」と答えたが、2日夕方までに中共政権からの声明はなく、調査活動の狙いは不明だ。

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