【大紀元日本7月2日】最近、街中を歩いていると、こんな熊たちに出くわすことがあります。もし、これが本物なら、その場にバタッと伏せて死んだふりをしなければ……。実はこれは2.1mの等身大の置物です。
昨年、わたしは10カ月ほどニューヨークに滞在していました。その時、マンハッタンの街中ではオーカ(シャチ)の像をよく見かけました。
幻覚的な絵のオーカ(大紀元)
なんでマンハッタンにオーカなんだろう?とか思っていたのを思い出しました。バンクーバーは熊?森と湖のイメージだから、これはうなずけますね。
実はこの熊たち、そんじょそこらの熊じゃありません。この熊はスピリットベアー(Spirit Bears)、又はカーモードベアーと呼ばれる、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州の北部の森にだけ生息する珍しい白い毛のブラックベアーなのです。
ウォーターフロントのホテルの前に立っているためか、観光客と記念撮影の役目をしているスピリットベアー君。描かれているのは、カナダの先住民族・ハイダ族のシンボル模様。(大紀元)
カナダの先住民族の伝説によれば、上の写真に描かれているのはレイブン(カラスの1種)。創造者が、世界がまだ清く純粋だった頃のことを忘れないようにと作り出したそうです。そして、レイブンは、スピリットベアーが平和と協調の世界に永遠に共存することを誓ったのです。
でも、何でこの白いブラックベアーたちがここにいるのでしょうか?
実は、これは、今年の5月から10月までの6カ月間、BC州内で繰り広げられている活動で、熊君たちは身体障害のある子供たちのための基金活動に貢献してくれているのです。
地元のアーティストと個人または企業や団体が協調し合い、スポンサーとなっています。完成したスピリットベアーたちはバンクーバーの中心街の人目につきやすい場所に設置されます。
このような活動はすでに、シカゴの街中の牛、トロントの街中のムース、そして、バンクーバーとビクトリアのオーカ(シャチ)で成功をおさめています。
このスピリットベアーたちは、10月にこの活動が終了する前に、ガラ・パーティーで競りにかけられ、その売り上げは基金に寄付されます。
‘Love Mama and Papa Bear’レインボーカラーのスピリットベアー(大紀元)
短足のヒーロー‘バット・ベアー’、幼稚園に置けば誰もずる休みしなくなるかも……。(大紀元)
パジャマをきた色白のスピリットベアーは、ベッド屋さんの看板娘(大紀元)
「ビーチに行こうよ」(大紀元)
(http://www.spiritbearsinthecity.com/参照)
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