香港経済短信 6月26日
【大紀元日本6月28日】
○香港株式市場僅かな値動き15,800を維持
月曜の市場は大きな動きは無く米国金利動向もあって投資家も模様眺め、52ポイント下落で始まったが終わりにかけて82ポイント戻した。低位株への買いが入り15,800水準を維持。ハンセン指数終値15,804.81下げ4ポイント或いは0.03%値動き15,726.81-15,841.14出来高202億香港ドル
○香港第一四半期国内総生産実質8.2%伸び
香港第一四半期GDPは昨年同期に比べて実質8.2%増加。業種別に見ると運輸、倉庫及び情報産業の伸びが目立ち16.2%上昇。製造業は7%。建設は12.4%の下降。下げは大型案件の竣工公営部門の建設プロジェクト減少が原因。サービス産業は9.8%の実質増加。
○香港5月輸出合計は0.1%減少
香港5月の輸出合計は4月の9.4%上昇を見た後に前年比で0.1%の下げ。5月の輸出合計は1932億香港ドル。そのうち転売物が1817億香港ドルで1%減少。国内産輸出が115億香港ドルで17%増加。政府のスポークスマンによれば前年同期が極めて高い数値であった事があるので全般には楽観できるとしている。
○世界都市生活費比較、香港第4位
ニューヨーク情報によると世界都市生活費比較で香港は第4位となった。モスクワが東京を超えて世界一生活費の高い都市となった。
○中国国務院、保険業改革意見発表
中国国務院は昨日《国務院保険業改革発展についての意見》を発表し保険資金を不動産や創業資金などに振り向ける事や商業銀行への資本参加、各種投資証券の購入などを支持すると言う見解を述べた。《意見》では統合、買収などによって国際競争力を高める事も示唆された。この《意見》は6月15日付となっている。これについて一部経済専門家からは金融情勢打開への足掻きと見る向きも或る。