北京:天安門事件追悼日を前に、直訴者を大量連行

【大紀元日本6月5日】6月4日に「六四天安門事件」の追悼活動を計画した千人以上の直訴者が3日夜、警察に大量連行された。さらに、4日午前零時以降、最高裁「信訪処」付近のすべての通路および20、166、14、39号のバスストップなど駅で待ち伏せする警官らが陳情者をさらに逮捕し、「板源飯店」(音訳)へ集めたのち、大型バスにてほかの場所へ強制的に連行したという。

直訴者の情報によると、これまでと違って、今年は中南海、玉泉山、国連人権機関等各地へ活動をするばらばらの意見はなく、6月2日より殆どの直訴者が天安門広場での追悼活動に意見一致した。

しかし、一部の直訴者は通報された可能性があるとみられ、2日、警察は最高裁信訪処付近に宿泊している直訴者たちに対して一斉連行が行われた。3日深夜、警察側は再び直訴者を大量に連行した。連行された人数は現在不明。4日午前4時過ぎ、陳情者たちは集団で最高裁へ出発したが、各関連通路に4,5人から7,8人の警官が検問を行っており、勤め先へ向かう人さえ通さなかったといった厳しい警備である。

また、最高裁へ通じる交通機関の駅などでも警備が強化されており、写真撮影ですら困難と危険が感じるほど厳重であったという。

情報筋によると、捕まえられた直訴者たちは、最高裁信訪処付近の「橋源飯店」へ集められ、専用のバスに全員が乗せられて移送されたという。目撃者によると、午前6時および7時15分にバスや警察の車で多くの直訴者が乗っていたという。

六四天安門事件が発生してから17年目になった今、中共当局は人民に対する弾圧はさらに厳しくなった。中共当局は、インターネット封鎖のほか、直訴者を声援する者や異見者は依然と大量に監視され抑圧されているという。民間調査によると、監視されている者は、雲南省の趙_xin_氏、北京の胡佳氏、李海氏、京生氏、馬文都氏、劉暁波氏、劉荻氏、李金平氏等である。六四で障害者になった斉志勇氏は昨日、「私は昼寝をしているときに、警官らが侵入し、訳もなく、強制的に私を北京から連れ出した」と短いメールが発信されたという。

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