イラク本格政府発足、テロを譴責、治安改善に努力

【大紀元日本5月23日】イラクで20日、フセイン政権崩壊後初の本格政府が発足した。ヌーリ・マリキ新首相は、37人の閣僚名簿をイラク国民議会に提出し承認された。

マリキ新首相は、政府発足後すぐに治安およびテロ対策の全国計画を発表した。新首相は、内閣就任の宣誓前に議会に対して、「テロ主義を譴責」並びに「国民の融和」を主張した。また、「イラク軍が全面的に治安を維持し、多国籍軍が任務を終了させ、撤退するには客観的なタイム・スケジュールが必要である。」と述べた。

また、国防相および内相のポストの最終的人選決定は見送り、遊説を展開しているシーア派、スンニ派およびクルド同盟と後日改めて協議の上、決定することになった。それまでに、マリキ新首相は内政部長を兼任し、副首相のゾバイエ氏(スンニ派)およびサレハ氏(クルド人)は、それぞれ国防相および国家安全部長を兼任することになった。

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