王記者が米記者クラブで記者会見、中共は全力で阻止

【大紀元日本5月20日】米ナショナル・プレス・クラブは16 日、ホワイトハウスで行われた中国国家主席・胡錦濤を歓迎する式典で、中国での法輪功迫害への抗議行動に出た「大紀元」の王文怡記者を招待し、記者会見を行った。王記者は、中共政権による法輪功への7年間にも及ぶ集団弾圧や、生きている法輪功学習者の臓器を摘出・販売する実態について詳しく説明した。一方、中共幹部は主催者側に電話をし、記者会見の中止を要求したが、記者クラブはこの要求を拒否した。米国の主流メディアや、駐ワシントンの外国記者らが取材に訪れ、米国C-SPANテレビが記者会見を中継した。また、臓器摘出が行われていた蘇家屯秘密収容所の存在を最初に暴露した中国人ジャーナリストと臓器摘出に関わった執刀医の元妻も記者会見に同席した。

今回の記者会見を主催した記者クラブの新聞委員会副委員長ピーター・ヒックマン(Peter Hickman)氏によると、記者会見が始まる二時間前、中共幹部が電話で、記者会見の中止を要求してきたという。それに対し、ヒックマン氏は堅く拒否し、「報道の自由は記者クラブの最重要の主旨で、米国の立国精神でもある」と語った。

また、ヒックマン氏は、「王記者事件の背景について、多くの人がより詳しい事情を知りたがっている。記者クラブで検討した結果、この件に関しては報道価値があると判断し、今回の記者会見を開くことを決定した」と説明し、中共政権は(法輪功への集団虐殺の)内幕が国際社会に暴露されることを恐れているため、干渉行為に出たのだろうと述べた。

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