山東・江蘇両省、家庭教会強制捜索され、信者多数連行される
【大紀元日本5月19日】米「対中援助協会」によると、最近、山東省および江蘇省の家庭教会は当局の捜索を受け、教会指導者多数が強制連行された。また、韓国人牧師1人が国外退去の処分にされたという。
情報筋によると、中共国家安全局の捜査員多数が4月26日夜、山東省臨県のキリスト教徒・劉玉華氏の自宅を捜索、「違法経営」の容疑で連行、臨沐拘置所に刑事にて拘置したという。劉氏は、信者の増加で需要が増した聖書の発刊に専念していた。今回は、劉氏の事務所も家宅捜査され、出荷リストの一部が差し押さえられ、銀行の貯金も凍結された上、印刷経費8600元まで押収されたという。同事件は、北京家庭教会の蔡卓華牧師が、聖書を発刊したことで、「違法経営」の罪で3年間の有期懲役に言い渡されて以来、同罪で家庭教会に対する第2の迫害事案である。北京の人権派弁護士・高智晟氏が同事件の弁護代理人になったという。
一方、江蘇省宿遷市10日午後2時頃、楚花住居委員会3組の家庭教会信者・蔡芝榮氏(53、女性)が自宅で集会を開いた際、信者11人が西郊派出所警察当局に強制連行されたという。連行された者は、蔡氏本人のほか、地元工員8人と韓国人牧師1人、通訳2人だったという。
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