ローマ教皇庁、中共の新主教任命強行で4人を破門

【大紀元日本5月7日】ローマ教皇庁は4日、中国カトリック教愛国会に主教として任命された馬英林氏と劉新紅氏など、バチカンの同意を得ずに祝典礼拝を強行した主教ら4人が、ローマ教皇庁から破門されたことを発表した。

中共側はローマ教皇庁の承認を得ずに、4月30日および5月3日に新主教の祝典礼拝を行った。バチカンのスポークスマンのナワロ・ワルス氏は、彼らに対して「宗教自由を厳重に侵害した」と譴責し、カトリック教教会法規に則り、祝典礼拝を司った者および任命された者は、すでにローマ教皇庁から破門されたことを発表した。

声明発表によると、ローマ教皇庁は、主教および聖職者らが教会関係者以外の外部組織より、祝典礼拝に参加するように重圧および威嚇を受けたため、数人の聖職者は出席を拒否したが、一部の聖職者は「なすすべもなく、屈服したが、非常に心苦しい」と述べた。しかし、同祝典礼拝は、ローマ教皇庁の承認を得ていないものであり、参加した聖職者らの良知に背いていることを指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。