独銀行:鳥インフル感染に関連、石油価格暴落を予測
【大紀元日本3月22日】ヨーロッパの一部地区では鳥インフルエンザウイルス感染が続発したことに対して、ドイツ銀行は、人から人への感染が拡大した場合、もたらされる損失は世界的範囲に及ぶとし、エネルギー需要が減少するため、石油価格は1バレルに対して25米ドル(約2925円)まで下落する可能性があると示唆した。
ドイツ銀行ニューヨーク駐在アナリストのアダム・シーミンスキー氏は3月3日付きの報告で、「鳥インフルエンザウイルスは一旦、人から人への感染が発生すれば、世界各国の国内総生産量(GDP)は1~2%の減少が予測される」とし、経済遅滞により、石油需要は日量約200万バレルの減少が予想されるとの見解を示した。
世界保健機関(WHO)の統計によると、鳥インフルエンザウイルスに感染した人はこれまで、すべてが家禽との接触による感染であり、2003年以降はすでに98人が死亡している。同ウイルスの人から人への感染が拡大した場合、世界が大災難に直面すると示唆した。シーミンスキー氏はインタビューに対して、同事態になった場合、各国政府が航空便の運行を控える可能性があるとの見解を示した。
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