焦国標氏:日米は胡錦涛総書記の政治改革に支援を
【大紀元日本3月20日】日本の麻生外務大臣が3月14日(13日の誤写―編集者注)付けの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル紙で公開した文章「日本は民主の中国を待望する」を読み、非常に感動した。クリントン前大統領とブッシュ大統領が中国訪問する際に発表した談話と比べ、これは隣国として誠意と謙遜の意が溢れる文章で、歴史を感じさせるやさしい心が読み取られ、中共指導者から一度すら感じ取ったことのなく、聴いたこともない中国への深い情が染み出ている。民主国家の政治家は、やはり高い素質の持ち主で、人間性は独裁体制の政治家より遥かに品位がある。独裁体制の政治家は、政治家と称すのも、実際には詐欺や、暴力を濫用するチンピラに過ぎない、人間として有するべく高貴な情操を完全に喪失した。このほど麻生外務大臣は中日の歴史と台湾問題などに関する発言は度々波乱を起こしたが、しかし本編のような人情と道理が溢れ、中共政権の指導者に語りかける傑作文からみれば、外務大臣も多くの日本人と同様に中国に深い感情を持っている。
麻生外務大臣がこの文章を書いたのは決して一時的な思いつきではないと思う。今回、私が日本を訪れる期間中(2月26日から3月15日)、2度にわたり(2月28日と3月13日)日本外務省の官僚と意見を交わした。その際、私は日本政府に対し、中国の人権問題に関心を持ち、この隣国の政治民主化の推進に手助けするよう呼びかけた。しかし、日本の外務官僚によると、実際には、日本政府は長い間中共政権と人権対話を展開するよう努力してきたのだが、その通度中共政権から日本の歴史認識問題が持ち出され、人権問題で中国に圧力をかける資格がないと乱暴に返されたという。
私は日本外務官僚のその話を確信している。中共政権の政治家は理性と良識を完全に失ったと熟知しているからだ。自国の国民の人権を配慮する人の好意に対し、彼らは素直に受け止めずに、感謝もせず、反対に悪事を続け、悔い改めようとしない、暴言を吐きたい放題。これは中共官僚に特有する素性なのだ。人権を関心するのに、先祖代々が公明正大でなければいけないのか? だから私は日本外務省の官僚に、適切な時期に、これまで中共政権に拒否された人権提案を纏め、天下に公表し、国際社会の人々に中共の外交政策がいかに現代文明を拒み、中共の外交官はいかに世界一の愚か者であることを知らせるべきだと提議した。