米国務省元幹部、日中軍事衝突の可能性を示唆

【大紀元日本2月19日】このほどワシントンで開かれた日中関係を討論するシンポジウムで、ブッシュ大統領の前政権(2001年~)で東アジアと太平洋事務を担当した元国務長官次官補ランドール・シュライバー(Randall Schriver)氏は、日中両国は軍事問題において、互いに誤った評価をし、誤解が生じる可能性が高くなり、米国を巻き込むかもしれないと見解を示した。マレーシアの中国紙「光華日報」が報じた。

シュライバー氏は「私が知る限り、日中両国の軍隊は危険な崖ぶちに臨んでいる」と述べた。昨年10月、中国海軍の駆逐艦は日本の偵察機を追跡目標に、主権論争している東海水域に進入した。その前には中国の原子力潜水艦が日本領土の沖縄島付近に侵入したと指摘され、日本側に緊張が走ったという。

一方、米国国防省の元保守派官僚、アジア問題の専門家ダン・ブルメンタル(Dan Blumental)氏はシンポジウムで、「東海地域で軍事衝突が起こる可能性は、台湾海峡よりも高い。アジア国家は日中両国の間に潜む潜在的な軍事衝突に“非常に憂慮している”」と強調した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。