中国雲南省、住民と警官が衝突、警官が発砲

【大紀元日本2月10日】1月31日午前1時40分ごろ、中国雲南省元陽県新街の雲南辺陲小鎮派出所前で、地元の若者十数人が警官と衝突し、男性4人と女性1人が警官の発砲を受けて負傷した。目撃者によると、警官が先に発砲したというが、警察当局は情報を公開しなかった。事件を目撃した朱云山氏は目下、旧市人民病院に搬送され、29日危険な状態を脱した。医師によると、傷の具合は未だに良くなく更に入院加療が必要だという。当日、友人数人と飲酒後、事件に遭遇、被弾して意識不明になったという。

また、現場にいた李海波氏によると、「31日夜、朱氏ら友人7~8人と酒を飲み、夕食後、午後8時30分頃、新街鎮広場で花火をしながら騒ぎ立てていた際、巡回中の保安警備員5人に止められた。しかし、無視したため、保安警備員らが騒ぎを阻止しようと現場で揉みあいになった」と語った。その後、朱氏が仲裁に入り、ようやく混乱が鎮まり、十数人は広場を離れた。李氏は怒気を収め、和解して保安警備員数人を誘い飲みに行った。

しかし、帰路で酩酊した2人が口論になり、喧嘩がエスカレート、仲裁に入った保安警備員と朱氏も、揉みあいに巻き込まれてしまった。通報で駆けつけた制服警官は、空に向けて警告発砲したという。当時、もみ合いの中の3人が、警告発砲した警官を掴み押さえ、発砲を止めようとしたその瞬間に銃声がまた起きたという。現場は瞬時に混乱に陥り、「警官が人を殺した」との叫び声もあった。朱氏も被弾、意識不明になった。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。