中国山西省:カトリック教聖職者ら、暴行受け負傷
【大紀元日本12月26日】山西省太原市のカトリック教聖職者ら48人は12月19日、天津市政府に訪れ、所有する天津市にある不動産を返還するよう求めたが、当局に暴行を加えられ、数人が負傷したという。ラジオ自由アジア(RFA)が報じた。
報道によると、聖職者らは副市長と談判を交わしたが、交渉は難航した。その翌日に身分不明の人物が三十数人、鉄棒や、レンガなどを手に、彼らに殴る蹴るの暴行を加えた。神父7人が負傷し、信徒一人が重傷で現在でも入院治療している。犯人は警察が駆けつけたときにすでに逃亡したという。
近年、中国各地で教会が強制的に取り壊されたり、布教活動が厳しく取り締まられたり、また、聖職者が逮捕拷問されたりする事件が相次ぎ発生するなど、中国当局は信教の自由を抹殺しており、信徒の基本的人権はまったく保障されていない。
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