胡錦濤は何処へ

【大紀元日本12月21日】胡錦濤が政権を執ってからの3年間は、中国人のみならず世界の人々にとっても穏やかな日々ではなかった。

一方では、世界規模で民主と自由の力が増大を続け、新旧の全体主義と共産主義の独裁政権が孤立した。しかし、独裁者たちは歴史の舞台から引き下がろうとはせず、世界規模で文明と人間性に対する攻撃を続けた。テロ行為が激しさを増す中、共産国家がじわじわと自由世界に忍び込んでコントロールをし始めた。しかし、これは邪悪な勢力の最後の一撃にすぎず、自らを二度と這い上がれない谷底に陥れるのを早めるだけである。

もう一方では、本紙が昨年ネット上で発表した驚愕的な『九評共産党』によって、海外在住華人に対する中共のコントロールが大いに弱まり、ひいては中国大陸の民衆を目覚めさせることとなった。これが引き金となって起こった中国内外の脱党のうねりにより、中共は建党以来最大の危機に直面することとなった。現在、中国共産党から脱党した人は、世界中ですでに600万人を突破した。中国共産党はこれに対処する能力を明らかに欠いており、危機を転嫁させ、文武両面から攻撃するという従来の手法を採るだけであった。対国内的には、すでに激しくなっていた民族主義の感情の炎に油を注ぎ、台湾を念頭に置いた「反国家分裂法」を制定し、同時に民間をそそのかして反米・反日運動を起こさせた。対外的には、胡錦濤は本来、_deng_小平の「才能を隠して表に現さない」という考えを継続し、「平和裏に立ち上がる」という理論を打ち出し、その国際政治環境を和らげようと試みた。しかし、この美しい表看板もあっという間に共産党軍の将校・朱成虎の核戦争による脅しと唐淳風の対日戦争論によって見事に打ち砕かれ、『九評』の攻勢の下、中共内部の闘争が激化していることを示した。

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