香港:普通選挙を求め、25万人がデモ、前政務庁長官も参加
【大紀元日本12月5日】香港で4日午後3時、行政長官及び立法会議員の完全普通選挙制度の導入タイムテーブルを香港政府に要求し、政府の選挙制度改革案に反対する大規模デモがあった。主催側の民主派議員及び50個の民間団体からなる民陣の発表によると、デモに参加した人数は25万人という。5万人の規模に限定しようとした北京側の圧力に対し、香港市民の民主化を求める声の大きさが改めて認識された。
デモは午後3時半ビクトリア公園を出て、人数が多いため、途中で一段警察に中断された。立法会民主派議員がデモの前に、「鳥かご政治を反対」と書かれた横断旗を揚げ、デモ隊列を率き、中環にある政府本部を向けて進行した。カトリック教教徒がデモの前に、香港教区の陳日君司教の主宰でビクトリア公園で祈祷式を
「鳥かご政治に反対」中共統制下の香港政治を、鳥かごに例える(Getty Images)
開いた。
2001年4月辞任し、「香港人の良心」と呼ばれた前政務庁長官陳方安生氏(アンソン・チャン)も一市民として街頭へ出た。午後の記者会見で、陳氏は、一市民として普通選挙と民主を訴えるために、このデモに参加したとし、現在は香港が岐路に立っている重要な時期なので、香港市民が表に出て、意志を表明すべきであるとコメントした。陳氏はまた、中央と香港政府による普通選挙の早期導入を
前政務庁長官陳方安生氏(Getty Images)
希望すると強調した。
香港行政長官・曽蔭権氏は、今回のデモで、市民が政府の選挙制度改革案に反対していることについて、メディアからの質問にはコメントしなかった。
鳥かご政治に反対 普通選挙の権利を戻せ(大紀元)
88歳の市民:次世代のためにデモを参加した(大紀元)
(大紀元)
関連記事
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。