李祥春博士、投獄三年後に帰国へ
【大紀元日本11月22日】米国務省当局は18日、米国大紀元時報のインタビューに応じて、中国当局に監禁されている米国市民・李祥春博士が2006年1月26日に帰国することを明らかにした。10月18日、駐上海米国領事館員が同氏との電話の中でこれを確認した。
同氏は2003年1月21日、故郷に両親を訪れた際に広東省の広州白雲空港で身柄を拘束され、同年3月22日、裁判所から“国営放送妨害の罪”により懲役3年を言い渡された。同氏が逮捕された当時、米国では江沢民・前中国国家主席が法輪功弾圧で民事提訴されていた。江氏はこの李氏の事件を利用して米国に報復し有利な交渉をしようと目論んだと見られる。
2003年5月、同氏はハンガーストライキの末、冤罪によって揚州裁判所から判決を受けたことをファックスで公表した。米国務省はこれを受け、同氏が信仰上の理由から迫害を受けていることを認める声明を発表した。この時以来、同氏は自らの無罪を主張し続けている。
数回面会を行った米国駐広州領事館職員の話によると、強制労働収容内で、同氏は食物注入、洗脳、精神的・肉体的な拷問に遭っているという。また不衛生な環境下で長時間の懲役にも服しており、心身ともに疲弊し切っている。このような中で、同氏は一度呼吸困難に陥ったことがある。
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法輪功の李洪志氏は「人類はなぜ迷いの社会なのか」を発表し、人々に堕落に抵抗し迷いから抜け出すことを促した。シドニー科技大学の馮崇義教授は、李氏の教えが「真、善、忍」に基づき、宗教的な倫理と人道を広く伝えていると評価している。
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