韓国:APEC開催日、会場前で脱党応援キャンペーン

【大紀元日本11月20日】アジア太平洋経済協力会議(APEC首脳会議が釜山で開幕された18日、会場前では560万人の中国共産党を脱党する応援キャンペーンが行われ、中国、日本、香港、台湾および地元韓国の各市民団体がパレードに参加した。

応援キャンペーン主催側の責任者・呉氏は、APECの開幕日で、大紀元社説「九評共産党」発表1周年記念日でもある18日に行った今回のパレードは、極めて重要な意義を持っていると話した。同会議に参加している中共首脳・胡錦濤国家主席はパレードの列に近く、胡主席に対して、一日も早く中共を離れ、国と国民を救うように呼びかけると述べた。

APEC首脳会議期間中、韓国政府は安全態勢を整えて警備を強化し、主会場も厳戒態勢となった。そのため、会場周辺の各種活動も厳しい審査および制限が行われた。そうした厳戒態勢の中で、韓国政府は今回の脱党応援キャンペーンのパレードを許可した。

呉氏は、「九評」の韓国語版が出版されて以来、韓国最大手書店「教保文庫」の政治類書籍における売り上げNo.1になっており、多くの韓国市民は「九評」を読んでから、自発的に脱党応援キャンペーンに参加した。呉氏は、彼らが中共は近いうちに崩壊するという共通認識を持っているからだと分析した。

この脱党応援キャンペーンは大紀元時報韓国支社およびグローバル脱党連盟サービスセンターが主催し、中韓未来発展論壇、中韓伝統文化研究会、新中国人権尊重同盟会などの市民団体がパレードに参加した。それぞれが脱党を応援する横断幕を掲げ、「胡錦濤、早く脱党せよ」、「胡錦濤、神と民衆が与えた時間は限りがある」などのスローガンを叫びながら行進した。

また、「共産党には反対、中国人と中国文化を愛している」と書かれた横断幕もあった。パレードに参加した李氏は、大多数の韓国人は共産党を嫌うが、中国人および中国文化に対して深い関心を持っていると述べた。

パレードなどの活動は午後5時に終了した。

APEC会場前で行われた脱党応援キャンペーン・パレード(大紀元)

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]