中韓キムチ摩擦が上昇、中国も韓国に輸入禁止措置
【大紀元日本11月3 日】本年9月と10月に2回にわたり中国産キムチから過量な鉛と寄生虫卵が検出されたため、韓国政府はこのほど、中国産キムチの全面の販売禁止を命じた。それに対して、中国当局は、「韓国が中国キムチ問題に絶えずあら捜しをする」と指摘、大使館を通して「韓国メディアははびこらないよう」と警告した。10月31日当局は韓国産キムチから寄生虫卵が検出されたと公表し、輸入禁止措置を発動した。
中国質量検査総局の公表によると、韓国産のキムチや、唐辛子味噌、焼肉のたれなどの10品目から寄生虫卵を検出されたという。それに対し、韓国農林部は韓国の農産物はほとんど化学肥料を使用するため、寄生虫卵が発生するのは不可能とコメントした。政府側の関係者が、「韓国キムチの最大輸出国である日本は、品質検査が厳しいことで有名だが、衛生問題は指摘されなかった。特に唐辛子味噌と焼肉のたれは、80度の高温で20分間も熱処理するため、寄生虫卵が生存する可能性はない。一般的には寄生虫卵は70度の高温に2秒間も置けば消滅する」と反論した。
中国当局に提示された問題商品のメーカーらも、販売価格が格段に高いため、中国に商品輸出していないと表明ばっかり。業界人は中国当局の公表に疑問を抱き、「公表が事実だとしても、正式ルートで輸出された商品ではないはず、もしくは中国国内の韓国キムチメーカーの商品である」と見解を示した。韓流ブームの中、中国ではキムチ需要量が激増しており、中国国内で工場を作った韓国人のキムチメーカー以外にも、大量の業者は韓国のブランド名を盗用しているようだ。
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