広州市繁華街で爆発事件、数人負傷
【大紀元日本10月10日】中国南部の広東省広州市中心の繁華街で8日、自家製爆弾が爆発、数人が負傷した事件があった。中国共産党の十六期中央委員会第五回総会(五中総会)が北京で開催されている最中、南部要衝の広州市で起きたこの爆発事件は、広東省の上層部に大きな衝撃を与えた。中央社が伝えた。
爆発の現場は、市中心の海珠広場と広州ホテルの周辺にあった。広州ホテルの関係者によると、ホテルのある女性従業員が付近の芝生で清掃した際、物が入っている白いビニール袋を発見した。ビニールを開けたところ、突然爆発したという。女性と周りの数人が軽症を負った。
この爆発事件は、折しも北京で中国共産党の十六期五中総会が行われている最中に発生しただけに、政府関係者に大きな衝撃を与えたようだ。通報された後、大勢の警察官と専門家が現場に到着し、付近を閉鎖し調査を始めたという。
さらに、香港紙明報の報道によると、翌日9日に警察はバスに爆弾が仕掛けられたという通報を受けたという。警察が運行中のバスをスットプさせ、捜査をしたが、爆弾が発見されなかった。
警察側は、両事件の関連と動機について調べている。
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