胡主席カナダに、提訴された幹部は訪問団から除外

【大紀元日本9月11日】胡錦濤中国国家主席は9月8日、カナダの首都オタワに到着、二週間にわたりカナダ、メキシコとアメリカを訪問する。訪問団には、薄熙来中国商務部部長(大臣格)の姿はなかった。

胡錦濤主席が北京を発つ前に、中国政府は新華網9月8日の報道で訪問団のメンバーを発表した。訪問を予定していた薄部長の名前はリストになかった。カナダの法輪功学習者はこれまで、中国国内で法輪功への弾圧を主導的に進めてきた薄部長の入国を拒否するようカナダ政府に求めてきた。

薄部長はかつて大連市長、遼寧省長在任中、率先して法輪功学習者への弾圧を実行し、遼寧省は学習者の死亡者数が最も多い地域となった。カナダ連邦騎馬警察(RCMP)は、薄部長を含む45人の法輪功迫害加担者をリストアップした。これらの迫害加担者に対し、カナダ政府はカナダへの入国拒否や、入国後の送還などの措置を取ることが可能である。

胡主席がカナダ訪問前に予定されていた訪米は、大型ハリケーン「カトリーナ」の影響で、訪問直前に取り消され、13日に延期になった。また、側近がカナダ訪問団から外されるなど、今回の外交訪問は波乱を含んでいるようだ。

関連記事
北朝鮮による日本人拉致問題の解決を目指す「拉致問題を考える国民の集いin石川」が24日、金沢市で開催され拉致問題担当大臣を兼務する林芳正官房長官が出席した。
24日午後10時から約1時間30分にわたり、今年のG7議長国であるカナダの主催でG7首脳テレビ会議が行われ、日本からは石破首相が出席した。
国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は2月23日から25日までの3日間、台湾を訪問し、頼清徳総統をはじめとする要人と会談を行った。
岩屋外相は記者会見で、政府のオブザーバー参加を見送りについて「我が国周辺で質的・量的な核軍拡が進む厳しい現実を直視しなければならない」と述べ、米国による核抑止力の重要性を踏まえて参加見送りを判断した。
政府は14日、来月24日から27日の日程でブラジルのルラ大統領夫妻を国賓として招くことを閣議決定した。2019年5月のトランプ米大統領以来、約6年ぶりの国賓招待となる。