香港:中国産輸入淡水魚、再び発癌物質発見
【大紀元日本8月22日】香港政府は20日、中国産鰻からの発癌物質を含むマラカイトグリーン(*)の検出に続いて、8~9種類の中国産淡水魚から新たにマラカイトグリーンを検出したと発表。中央社が伝えた。
香港衛生福利及び食物局・周一岳局長は21日夜、緊急記者会見を開き、香港市場に出回っている29種類の淡水魚に対して行なった検査結果で、中国より輸入した10種類の淡水魚の内、大魚、草魚(ソウギョ)、桂魚(ケツギョ)及び鯉を含む8~9種類の魚より発癌物質を含有するマラカイトグリーンを検出したと発表。現段階では、香港境界内の淡水魚に関しての当発癌物質は、検出されていない。また、中国から輸入された鰻についても、62のサンプルのうち、55のサンプルからマラカイトグリーンが検出されたと話した。
周局長は、香港政府は既に中国の関連部門に対して当検査結果を知らせたと話し、中国当局も輸出魚の検査を強化したと語っている。また、周局長は、香港の消費者らの選択股に影響を与えないようにするためには、中国からの淡水魚の輸入を全面的に禁止することはできないと示唆。
香港衛生福利及び食物局・陳育徳(チェン・ユー・デー)副秘書長及び食物環境衛生署・梁永立(リァン・ヨン・リ)署長は、中国と香港両地区の食品安全通報システムを強化するために直ちに北京へ赴くという。
香港政府は8月25日にマラカイトグリーンを食物の添加使用禁止リストに登録し、公告することに決めた。
*緑色の合成色素で、繊維等の染色、観賞魚の水カビ病の治療などに使用されているが、養殖水産動物への使用は禁止されている。
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