国連独立調査委、石油食糧プログラムに不正疑惑
【大紀元日本8月18日】中央社によると、イラク「石油と食糧交換プログラム」不正疑惑に関する独立調査委員会は8日、当プログラムの責任者ベノン・セバン補佐がバック・マージンを受け取ったとの最新報告を提出した。国連アナン事務総長の右腕といわれるセバン氏は当報告発表の前に、アナン氏に対して書簡を送り、自分は国連内部の政敵にぬれ衣を着せられたと訴えた。
8日午後、国連秘書室のマーク・マロック・ブラウン事務次長は記者会見で、アナン氏が今回の調査報告に重大な関心を示し、セバン氏の外交特権による免除権を剥奪すると発表。また、同収賄疑惑の容疑者、前国連職員アレクサンドル・ヤコブレフ氏の外交免除特権も既に取り消され、本人は拘留されたという。
前米連邦準備銀行制主席ポール・ヴォルカー氏が率いる独立調査委員会は、これまで「石油食糧交換プログラム」が規定に違反したことと、利権に絡んだことの2件を報告し、公表した。3回目である今回の報告は、国連職員の収賄及び違法収入を明確にした。
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