戦後60年終戦記念日:首相が談話を発表、反省と謝罪を明確

【大紀元日本8月15日】日本政府は15日午前の閣議で、戦後60年目の終戦記念日にあたり、先の大戦の反省やおわび、平和国家として歩む決意などを盛りこんだ小泉首相の談話を決定した。終戦記念日に談話を閣議決定したのは1995年の村山富市内閣以来となる。

閣議後の記者会見で、細田博之官房長官が「首相談話」を発表。小泉首相の談話は「我が国はかつて植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」と認めた上で、「歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切なる反省と心からのおわびの気持ちを表明する」と反省と謝罪の意を改めて明確に示した。先の大戦を侵略と言明して謝罪した村山談話を参考にしている。

また、「一衣帯水の間にある中国や韓国をはじめとするアジア諸国」に配慮し、「ともに手を携えてこの地域の平和を維持し、発展を目指すことが必要だ」と強調し、その上で、「過去を直視して、歴史を正しく認識し、アジア諸国との相互理解と信頼に基づいた未来志向の協力関係を構築していきたい」と歴史認識についても言及した。

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