問題のワクチン、中国22省に出荷

【大紀元日本7月2日】安徽泗県では先日、A型肝炎予防のワクチン接種を受けた四歳六ヶ月の女児が死亡し、三百人の学生が体調不良を訴える事件があったが、被害は更に拡大している。当局の追跡調査によると、同ロットのワクチン六十四万本は既に、広東省を含む二十二の省に出荷されたと見られている。温家宝首相が事件の調査を命じるなど、既に中央政府はこの事件に介入しているもよう。

香港紙・『東方日報』の報道によると、問題のワクチンは浙江省の普康生物技術股分有限公司が生産したものであり、二十二の省に出荷され、広東省で既に八万七千本のワクチンが使用されたという。現在、安徽省以外の省で異常があったという報告は受けていない。

安徽省食品薬品監督管理局の調査によると、期限切れのワクチンが使用されたことが今回の事件の原因のようだ。また、市販価格が僅か六元のワクチンを疫病保健所が二十五元の高値で学生に接種していたことが分かった。国家食品薬品監督管理局は先日、浙江省の普康生物技術股分有限公司が生産したA型肝炎ワクチンの使用を全国で禁止する通達を出した。

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