問題のワクチン、中国22省に出荷

【大紀元日本7月2日】安徽泗県では先日、A型肝炎予防のワクチン接種を受けた四歳六ヶ月の女児が死亡し、三百人の学生が体調不良を訴える事件があったが、被害は更に拡大している。当局の追跡調査によると、同ロットのワクチン六十四万本は既に、広東省を含む二十二の省に出荷されたと見られている。温家宝首相が事件の調査を命じるなど、既に中央政府はこの事件に介入しているもよう。

香港紙・『東方日報』の報道によると、問題のワクチンは浙江省の普康生物技術股分有限公司が生産したものであり、二十二の省に出荷され、広東省で既に八万七千本のワクチンが使用されたという。現在、安徽省以外の省で異常があったという報告は受けていない。

安徽省食品薬品監督管理局の調査によると、期限切れのワクチンが使用されたことが今回の事件の原因のようだ。また、市販価格が僅か六元のワクチンを疫病保健所が二十五元の高値で学生に接種していたことが分かった。国家食品薬品監督管理局は先日、浙江省の普康生物技術股分有限公司が生産したA型肝炎ワクチンの使用を全国で禁止する通達を出した。

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]