「国境なき記者団」、検閲システムでマイクロソフト社を非難
【大紀元日本6月17日】パリに本拠を置く「国境なき記者団」はこのほど、米国のマイクロソフト社が中国で開設する博客中国(ブログチャイナ)サイトで、人権や信教の自由を主張する言葉を検閲する監視システムの実施を厳しく非難した。
マイクロソフト社による監視フィルターが実施されてから、「民主」、「ダライ・ラマ」、「法輪功」、「六四(事件)」、「中国腐敗」と「人権」などの単語が出現する度、「禁止された内容を含んでいるため、この情報を削除するようにしてください」との警告が出るようになった。
ヤフーにつづき、二番目の米国大手ポータルサイト会社が当局の圧力に屈して、この種の検閲システムを導入することに同意したが、地元の法律に遵守することを理由にして、中国政府と協力するような「道徳の欠けたやり方」は実に遺憾であり、国際的企業はいかなる国で業務を展開するにせよ、基本的な道徳原則に遵守しなければならないと、「国境なき記者団」は主張している。
マイクロソフト社が中国国営上海連合投資有限会社と共同経営する「MSNスペース」で、多くの中国人がこのサービスを通しブログで個人日記を公開しているが、中国は「夜行ミミズ」(Night Crawler)と呼ばれるシステムを通しブログの内容を検閲している。また、登録された日記しか発表できないように設定されたため、未登録のものは閉鎖されることになる。
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