吉林省、キリスト教信者多数逮捕

【大紀元日本6月12日】米国ラジオ「ヴィオス・オブ・アメリカ」6月10の報道によると、中国当局はこのほど、吉林省100以上の地下キリスト教会を家宅捜査し、600名ほどのキリスト教徒を拘留したという。逮捕者の中の多くは学生と大学教師である。

アメリカに本部を置くキリスト教徒の権益を守ることを目的とする「対中国援助協会」からの情報によると、今回の逮捕は5月25日に行われ、未登録の地下キリスト教会を対象としたものである。

当協会の責任者の話によると、当局は大学における地下教会の影響力を無くすため、今回の行動をとったという。吉林省では、韓国の宣教師による活動は最近活発になっているようだ。

大学のほかに、農村部の家庭教会も時々突然捜査されている。中国当局は国内のキリスト教会に政府支配下にある「三自愛国会」への加盟を強要している。今年3月、中国政府は新しい宗教管理条例を作り、全ての宗教活動を政府に登録することを義務付けた。しかし、多くの地下教会のメンバーは加盟を拒否している。

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