【簡美育作品集】その一・『静観』
【大紀元日本6月11日】簡美育:画家、1953年台湾省南投生まれ。台湾密画の画法による花鳥絵画を得意とする。幼少時から絵画に親しみ、台湾芸術大学美術科卒業後、1987年台北市立美術館で初の個展を開催。二十数年の間に、その画風はしばしば変更されたが、近年制作された密画の画法による作品群は、台湾美術界で絶賛された。完璧な構図及び技法に加え、西洋絵画の明暗法も取り入れられているのが、その特徴となっている。一連の作品は、「万物を静観すれば、自然にその内在する生命力の強さがわかる」という、独自の自然観に基づいている。代表作である『竹雀図』は、歴代の竹雀密画作品中、宋の巨匠・徴宗に次ぐものと、高く評価されている。
草花を題材とした中国画は、えてして描きにくいものであり、台湾ではあまり見かけることはない。この作品の中の蕾を囲む花弁は、ふっくらと丸みを帯びているが、花弁を過度に描き込むことを避け、全体を描写することによって、この花の特徴を巧みに表現している。
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