天安門広場、今年も民主の叫びが抹殺された
【大紀元日本6月5日】1989年6月4日、中国政府による「天安門大虐殺」が発生した。今年も例年と同じ、中国共産党は、早々から、インターネット監視と封鎖を一層強化し、国民の情報取得ルートを切断している。16周忌の記念日を前に、北京各界の民主運動家らが、警察に監視され、身動きが取れない状況になっている。6月4日の早朝7時から、10時までに、わずか3時間あまりの間に、上告をするために、北京に集まった各地の人々が、天安門広場で、デモと抗議活動を強行突破しようと、計画したのだが、調べによると、ほとんどの人たちが逮捕されたり、天安門広場の外に遮断されたりとなった。
天安門広場に通じる各道路の入り口に、大量の警察が配備され、私服警察も多く見受けられ、疑わしい人に対して、検問や尾行をする。複数の警察のパトカーが広場中を巡回し、天安門広場が、ピリピリとした緊張した空気に包まれていた。
7時ごろには、車いすの人のグループが入り口のところで、全員逮捕された。婦人ら数人も、手荷物を捜査されたあと、無理やりパトカーに乗せられ、連れて行かれた。10時過ぎには、約20人が国旗の前に静座しようとする時に、一斉に逮捕された。
ある若者が天安門に向かって、写真を撮ろうとするときに、突然、カメラが警察に強奪された、逮捕場面が撮られていないことを確認してから、返してくれた。
天安門広場には、横暴な取り締まりを実行する警察でいっぱいだった、ある目撃者は、この光景は、本当に中華民族の恥であり、外国人の方は、よそ目で見ているのだとつぶやいた。
16年前の「天安門大虐殺」で、身体障害者となってしまった斉志勇さん,庬梅青さん,胡佳さん,趙_xin_さん,李海さんら大勢の民主運動家は、警察に厳密に監視され、身動きが取れなくなっていた。それでも、当日、彼らは自宅で、自分なりの追悼儀式を行ったという。
勇士の心の叫びは、強権に消されることは、永遠にない。