脱・中国共産党の波が中国政府の高層部まで及ぶ

【大紀元日本5月29日】世界各地で、脱・中国共産党運動を声援する集会やデモが相次ぐ中、脱党ブームがますます熱くなっている。

最近では、大紀元ホームページ上で、毎日約三万人の人が声明を発表し、5月28日時点で離脱表明した人の数は、190万人に達している。

このまま行けば、『天安門大虐殺』16周忌である6月4日までには、200万人を突破することが予想される。脱共産党の波は既に中国政権の高層部まで浸透しているのである。

中国共産党の党員エリート育成機関である「中央党校」の官僚が、集団で脱共産党声明を発表

情報筋によると、現在、中国の官僚高層部は脱党ブームに大きな関心を示しており、多くの高官は様々なルートを使って、脱党の最新情報と「共産党についての九つの評論」を手に入れようとしている。5月16日、「中央党校」に在籍する25名の官僚が、ネット上で脱党声明を発表したが、そのほとんどが超エリートと言われる人たちであり、中には博士、修士などが含まれていた。彼らの声明の中には、次のような記述があった。『「中央党校」に在職している共産党員のおそらく90パーセントの人は、条件が可能であれば、脱党したいと思っているだろう。中国に本当の民主、自由、人権、法律制度が設立され、中国共産党の独裁虐殺政治が崩壊する日は遠くないと確信している。』

共産党が得意とする暴力的手段が効かなくなっている

4月下旬、大紀元時報は多くの中国国内にいる民主活動家の取材を行った。活動家らの証言によると、中国政府は「脱・中国共産党」運動に対して支持する立場を表明したとして、彼らを秘密裏に逮捕し、拷問などを行っていたことが明らかになった。しかし、政府からの圧力にも関わらず、更に数名の民主活動家らはあらたに脱党を支持する声明を発表した。情報によると、現在中国国内では大勢の民衆が、共産党によるネット封鎖を突破して脱党声明を公開し、公共の場に自分の脱党声明を書いたビラを貼り付けるという行動を起こしており、正義を求める波がますます広がっているのは明らかである。

ある官僚は、記者の汚職追及の取材に対し、「意に沿わなかったら、私もネット上で脱党声明を出す」と皮肉った。まさに中国共産党は民衆だけでなく内部の人間からも既に見放されているようである。

「天安門大虐殺」の記念日を目前に、脱党ブームはクライマックスを迎える

今年は「天安門大虐殺」の16周忌にあたり、全世界における30余りの民主団体は6月3日あるいは4日に記念集会を計画している。集会では改めて、中国共産党による集団虐殺の国家犯罪を厳しく非難すると共に、200万人もの人々が脱・中国共産党を発表したことを記念して、全世界で同時進行のデモが行われる予定である。

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