中国養老年金保険の危機は一触即発

【大紀元日本5月24日】中国政府が忙しく“反日”ムードの収拾に努め、国民党連戦主席が“高級統一戦線の象徴(中文:高級統戦物件)”として中国各地を漫遊していたとき、中国経済の2大内憂がついに露呈した。その一つが、都市労働者の養老年金に係る政府の積立不足が1兆元に上ることが明らかになったことで、人々は、中国に養老年金の危機が迫っていることをはっきりと認識した。もう一つは、上海の不動産市場がここ10日余りで急変し、住宅価格が暴落し、外資が表に進出する一方、実質的に撤退して物件を売り抜け、市場のパニックを惹起している。しかし、これは中国不動産市場というドミノの一枚目が倒れただけであり、凶兆の始まりにすぎないのである。

本文では、現在迫りつつある中国養老保険の危機を紹介するに留めたい。

社会保険の積み立て不足はどれだけあるのか?

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