何清漣が語る≪現代化の落とし穴≫
司会者: 一九九七年、後に“中国経済改革に対する世界の評価を変えた”と称される一冊の本の原稿が、一年余りの時を経て、中国九社の出版社を回った後、≪中国の落とし穴≫の名で香港で出版され、その翌年、センシティブと思われる数万の文字を削除された後、≪現代化の落とし穴≫の名で漸く中国大陸で出版されました。この本が出版された後、すぐに社会各界で大きな反響を引き起こしました。上は官員から下は労働者まで競い合うように閲読し、この本は学術著作としては数少ないミリオンセラー本となりました。本日私たちは本の作者、著名経済学者何清連女史に彼女の運命を変えたこの本について紹介をして頂きます。
何清漣: これは中国改革開放を分析する一冊で、特に九十年代以来の改革開放が、中国にどのようなマイナスの結果をもたらしたかを分析する本です。これは九十年代初めの幾つかの大改革措置、株式制、株券市場の開放、また私が本の中“圏地運動”と呼んでいる不動産開発、また国有企業改革これら大きな経済改革からはじまり、どのようにして中国の汚職腐敗が高まる“尋租(rent-seeking)社会”になったのか、また中国人の道徳の腐敗が激しく進む過程の中で、徹底的な道徳淪落局面がどのように出現したかを分析する本でもあります。
司会者: あなたのこの本は中国改革開放に対する総括性の著作と思われますが。
関連記事
トランプ氏と習近平の会談は大きな演出の一方で実質成果は限定的だ。経済分野に一定の合意は見られたが、台湾・AI・地政学では進展なし。台湾問題を巡る発言が波紋を呼ぶも、米国の基本姿勢は現状維持と抑止にある
新たな国際的感染症としてハンタウイルスとエボラが同時に警戒される中、非常に高い致死率であるため、感染経路や拡大リスクに注視。パンデミックになるのか
1989年に起きたことは、北京だけで終わったわけではない。そして、それは中国国内だけに限定されるものでもない
中国による突然の「対日批判」。現代の中国で起きている政治家たちの権力争いや失脚の裏側を、毛沢東時代の「文化大革命」の歴史と重ね合わせながら浮き彫りにする
米議会で提出された、チベットでのジェノサイド認定を求める超党派法案と、トランプ氏によるジミー・ライ救出への意欲を報じる。中国の弾圧に対し、米国が人権と経済の両面からどう対峙すべきかを問う解説記事