2025年3月28日、アメリカのヴァンス副大統領の車列が、グリーンランドにあるアメリカ軍ピトゥフィク宇宙基地を通過した。(Jim Watson-Pool/Getty Images)

米国 グリーンランドで恒久的基地利用権へ 中国・ロシアを牽制する安保協定

トランプ米大統領は9月18日、デンマークとグリーンランドとの安全保障協定に合意したと発表した。協定はアメリカに恒久的な立ち入り、基地利用、領空通過の権利を認め、NATO非加盟国による基地設置や部隊駐留を禁じる。北極圏で影響力を強める中国・ロシアを念頭に、アメリカ軍の展開拡大とNATOの抑止態勢強化を図る。

アメリカ政府当局者によると、協定では、アメリカにグリーンランドへの恒久的な立ち入り権、現地の基地の利用権、領空通過権を認めるという。また、北大西洋条約機構(NATO)に加盟していない国が、グリーンランドに基地を設置したり、部隊を駐留させたりすることを明確に禁じる。アメリカ、デンマーク、グリーンランドの3者は来週、国連総会に合わせて正式に署名する見通しである。

協定には、中国やロシアがグリーンランドで軍事面や戦略面で影響力を拡大するのを抑え、北極圏と北大西洋地域でのNATOの安全保障態勢を強化する狙いがある。

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