【独占】中国共産党政権に屈しない島国の大統領
1990年代初め、スランゲル・ウィップス・ジュニア氏がカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経営学修士(MBA)を学んでいたころ、同級生たちは就職活動に励み、実入りのよい仕事を追い求めていた。だが、ウィップス氏には別の道が見えていた。
同級生たちは、なぜ就職活動をしないのかと不思議がった。ウィップス氏の答えは明快だった。「私はここへ学ぶために来た。だが私の計画は、故郷へ帰って家業を手伝い、やがては公のために尽くすことだった」
ウィップス氏は、米国人の母親とパラオ人の父親の間にボルティモアで生まれた。そのため、当時は米国市民権を持っていた。一方、パラオの憲法は、選挙で選ばれる公職者が二重国籍を持つことを禁じている。
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