習近平訪米へ 中国経済の苦境と第21回党大会をにらむ対米融和
中国共産党の習近平党首は9月24日、米トランプ大統領との会談に向けて訪米する見通しだ。体制内関係者によると、共産党指導部は関税・制裁をめぐる対立の緩和と米中関係の安定を通じ、経済の立て直しと来年の第21回党大会に向けた政治的な時間を確保しようとしている。米中両国は約300億ドル規模の商品を対象とする相互関税引き下げも協議していると報じている。
中国共産党の体制内事情に詳しい関係者2人によると、共産党指導部は今回の訪米を通じて米中関係を安定させ、経済・貿易摩擦が中国経済に及ぼす影響を抑えたい考えである。来年に予定する中国共産党第21回全国代表大会、いわゆる第21回党大会に向け、時間を確保する狙いもあるという。
取材に応じた研究者は、中国共産党(中共)がこの時期にアメリカに融和的な姿勢を示しているのは、国内経済の立て直しや政治日程の安定に向けて、猶予を得るためだとみている。
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