「ただいま」と言いたくなる家へ 居心地のよい空間をつくる6つの方法
私は、日常生活のごく普通の部分をどうすればより良くできるのかについて、もっと時間をかけて考えることを勧めています。私たちは、新しい車や豪華な休暇、素敵な服など、華やかなものにはお金や時間をかけがちです。もちろん、こうしたものも素晴らしいものですが、人生の自由時間の大部分は、ごくありふれた場所、つまり自宅で、ごく普通のことをして過ごすことになります。
だからこそ、最も大きな見返りを得られる投資の一つは、自分の家を「そこにいることが好き」と思える「わが家」に変えることだと私は考えます。居心地がよく、温かみのある家であれば、何でもない夜の時間を、楽しみに待ち望むような素敵なひとときに変えることができます。ありがたいことに、家をそのような場所に変えるために、それほど多くのお金は必要ないと私は実感しています。何より大切なのは、目的意識を持って工夫することなのです。
家を温かく迎えてくれる「わが家」に変える6つの方法
現在、わが家は元気いっぱいに動き回る5人の幼い子どもたちのエネルギーで満ちています。そのため、私が学んできたことは、実生活の中で十分に試されてきたものだと言って間違いありません。完璧な環境も、手入れのための膨大な時間も必要ありません。私たち家族にとって、特に効果的だった方法をご紹介します。
1. 心地よいブランケットと枕
居心地のよい家をつくるうえで非常に重要なのは、ゆったりとくつろげる環境にすることです。飾り物として置かれた高級なクッションやブランケットではなく、思わず触れたり使ったりしたくなるようなものを家の中に置きましょう。
ソファや椅子の上だけでなく、それぞれの部屋に置いたバスケットの中にも入れておきます。それは、そこにいるすべての人に「この家では、ゆっくり過ごしていいのですよ」と伝えるサインになります。
2. 心地よい香りの料理を作る
家を温かく居心地のよい場所だと感じさせる方法として、オーブンでクッキーを何枚か焼いたり、フライパンで料理を作ったりすることほど即効性のあるものは、おそらくありません。
食べ物があるところには暮らしがあります。そして私たちの脳は、本能的なレベルでそれを認識しているのだと思います。
3. 温かみのある間接照明
照明は、意識しているかどうかにかかわらず、私たちに影響を与えています。適切な照明にするのは難しそうに思えるかもしれませんが、実際には覚えておくべきルールは二つだけです。
一つ目は、自然光をできるだけ多く取り入れることです。窓を大きく開けて、美しい自然の光を室内に取り込みましょう。
二つ目は、横方向から照らす照明を増やし、天井からの照明に頼りすぎないことです。
4. 新鮮な空気を取り入れる
家の居心地を大きく損なうものの一つが、こもった空気です。前日の料理のにおいや、山積みになった洗濯物のにおいが残っていることもあるでしょう。
部屋をきれいに整えておくことに加えて、特に効果的なのが、天候が許す限り頻繁に窓を開けることです。真冬の最も寒い時期でさえ、妻は家の窓をいくつも開け、30分ほど換気して、新鮮な空気の香りを取り戻しています。
5. 思い出を飾る
装飾された家は居心地のよい場所になり得ますが、イケアの商品カタログから切り抜いたような家にはしたくないものです。
新しくて個性のない一般的なアイテムばかりを使い、インテリアのスタイルをあまりにも完璧に統一しようとすると、そのような雰囲気になってしまいます。
その代わりに、今読んでいる本や、自分で撮影した写真、これまでの人生の中で集めてきた品々を飾ってみましょう。古いものと新しいものをほどよく組み合わせるのです。
こうしたちょっとした工夫によって、自然と家そのものが自分自身を映し出す場所となり、そこを訪れる人たちも、より「わが家」にいるような心地よさを感じるようになります。
6. 人を温かく迎える
家を本当の「わが家」に変える最も大切な方法について触れないわけにはいきません。それは、自分が最も愛する人たちで家を満たすことです。
ここ数年、私たち家族に子どもが増えていく中で、家族や友人を食事に招くことも、より意識的に行うようになりました。その結果、わが家は日常的に活気にあふれる場所になっています。
私は在宅で仕事をし、妻は子どもたちをホームスクール(学校に通わせず、家庭で教育を行うこと)で教育しています。そのため、一日のどの時間帯に訪れても、人々が一緒に日々の暮らしを営んでいる姿を見ることができます。私にとって、それこそが「わが家」であることを示す最高の証なのです。
幸せな家庭を築くことは、人が抱くことのできる最も素晴らしい目標の一つです。
世界は時に厳しく、容赦のないものです。その中に、自分と大切な人たちが安全で穏やかに過ごせる場所をつくり出すには、努力が必要です。
温かい食事を用意すること、ベッドを整えること、幸せな思い出を呼び起こす写真を飾ること――そうした家庭をつくる一つひとつの行為が、私たちを取り巻く混沌の中に秩序をもたらし、人々が「ここが自分の居場所だ」と感じられる場所をつくっていくのです。
(翻訳編集 井田千景)