2026年8月4日、米カリフォルニア州ホーソーンのSpaceX工場に展示された「ファルコン9」ロケット(Justin Sullivan/Getty Images)

AI軍備競争 次の主戦場は宇宙 米中が自律システムで競争

今年夏、1か月足らずの間に「世界AI大会」と「世界ロボット大会」が上海と北京で相次いで開かれた。その間、トランプ政権は「外国製の先進ロボット設備」を国家安全保障上の規制対象に加えると発表した。8月17日には、ホワイトハウスが2025年にトランプ氏が発表した「国家安全保障戦略」を具体化する「国家安全保障科学技術戦略」を公表した。

米中のAI競争は、モデルの性能や計算能力を競う段階から、自律システム、宇宙、水中技術までを含む国家安全保障上の競争へと広がりつつある。

専門家は、AIを巡る軍備競争について、「誰がより速く計算できるか」ではなく、「誰がよりうまく統合し、幅広く活用し、素早く対応できるか」を競う段階に入ったと指摘する。

▶ 続きを読む
関連記事
世界のデータ通信を支える海底ケーブル。中共の干渉やマラッカ海峡への集中を懸念し、西側企業が敷設ルートを変更している。南シナ海で高まる安全保障上のリスクと、日本の役割とは
EUが中国製品への輸入制限拡大を検討している。化学品、家具、機械などを対象に、輸入割当や追加関税を導入する案が浮上。対中貿易赤字が3600億ユーロに達するなか、早ければ2027年初めにも具体案を示す見通しだ
欧州の過度なEVシフトと中国勢の台頭による自動車業界の苦境をレポート。補助金や規制に依存した市場の歪みと、西側メーカーが直面する課題を解説します
「メッカ共同防衛協定」に署名したサウジアラビア、トルコ、パキスタンは10月26日、高官をテヘランに派遣し、イラン指導部と地域の安全保障について協議する予定だ
イランが支援するイエメンのフーシ派がサウジアラビアへの攻撃を激化させる中、エジプト議会は10月26日、同盟国サウジへの軍事支援を承認した。